コロナDNAワクチン、7月から臨床試験
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コロナDNAワクチン、7月から臨床試験

大阪大学臨床遺伝子治療学教授でバイオ製薬企業アンジェス創業者の森下竜一氏は本日(6月18日)、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する予防用DNAワクチンについて、7月から30例を対象とした小規模臨床試験を開始することを明かした。日本抗加齢医学会WEBメディアセミナーの中で述べた。

健康成人30例を対象

大阪大学とアンジェスが共同で開発を進めているDNAワクチンは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の表面に発現するスパイク(S)蛋白質の遺伝子配列を挿入した環状DNA(プラスミド)を投与し、体内で病原体蛋白質を生産させることで、SARS-CoV-2への免疫を付与する薬剤である。今年(2020年)3月5日の緊急会見で森下氏らが同ワクチンの開発を発表し、秋ごろをめどに大規模臨床試験開始を目指すとしていた。(関連記事:「新型コロナワクチン開発へ、半年で臨床試験」)

小規模臨床試験は、7月から健康成人30例を対象に実施。単施設において低用量で15例、高用量で15例に投与して安全性および免疫原性を評価する。臨床試験については、大阪府の吉村洋文知事が6月17日の会見の中で、同月30日に開始すると述べていた。

COVID-19に対するワクチンは、英・University of Oxfordとアストラゼネカによるウイルスベクターワクチン、米・モデルナによるmRNAワクチン、中国・カンシノ・バイオロジクスによるウイルスベクターワクチンなどが開発中であり、世界各国の研究機関・製薬企業がしのぎを削っている。大阪大学とアンジェスのDNAワクチンが日本発のCOVID-19ワクチンとして存在感を示すことができるか、臨床試験の進展が注目される。

引用元 : Medical Tribune コロナDNAワクチン、7月から臨床試験
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