COVID-19に対するCT検査は慎重に
日本放射線科専門医会
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COVID-19に対するCT検査は慎重に
日本放射線科専門医会

最近、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の早期診断には胸部CT検査が有用ではないかとの論文が相次いで発表されている(関連記事「新型コロナ診断にはRT-PCRよりCTが有用」「新型コロナ感染症、胸部CTの特徴」)。こうした中、日本放射線科専門医会はCOVID-19に対するCT検査は慎重に施行すべきとの見解を発表した。

専門医が必要と判断した場合に

同医会はCOVID-19の早期診断に胸部CT検査が有用だとする報告に関して緊急の理事会審議を行い、以下の結論に達したと発表した。

①論文で発表されている「すりガラス陰影」を主体とするCT所見は、一般的なウイルス性肺炎で見られる所見でありCOVID-19に特異的ではないため、CTでCOVID-19の確定診断を行うことはできない

②現段階では感染後どの段階でCT所見が出現するかは不確定であるため、CT検査で陰性でもCOVID-19を除外することはできない

③スクリーニングとしてのCT検査の施行は、院内感染対策などを要し本来の診療に影響を及ぼす可能性がある  以上から、「COVID-19に対するCT検査は、厚生労働省の示す受診基準を満たし、呼吸器や感染症の専門医によるCOVID-19の診断もしくは疑い診断の下、専門医が必要と判断した場合に、各医療機関で院内感染などに万全の対策を施した上で、施行することが望まれる」と結論した。

引用元 : Medical Tribune COVID-19に対するCT検査は慎重に
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